みなさんは、看護師の中でも得意分野を持ったスペシャリストがいるのをご存知でしょうか?
内科・外科・耳鼻科など医師と同じように疾患や看護別に分かれた専門分野を持っている看護師がいます。それが専門看護師・認定看護師です。
私が救急医療の現場にいたときも、こんなときはどうしたらいいの?どうしたらよかったのだろう?と思う事例に遭遇すればするほど、さらに学びたいという意欲が湧いてきました。そんなとき、スキルアップのために取得できる資格として、まず思い浮かぶのが専門看護師と認定看護師ではないでしょうか?
今回はそんな資格の中から、日本看護協会の提供する専門看護師と認定看護師の資格について詳しくまとめました。
日本看護協会に認定されている資格
日本看護協会が認定している資格が専門看護師と認定看護師です。
看護師として働いていて、極めたいと思う分野が見つかれば、その分野で極めることができます。そのために用意されている資格が、これから紹介する専門看護師・認定看護師です。
専門看護師

まずは専門看護師から見ていきます。
いわゆるCNS (Certified Nurse Specialist)と呼ばれている資格です。
日本の看護師資格を有していること
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大学の博士課程(大学院)でCNSコースを選択
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CNSコースを修了(2年間で総計26単位または38単位取得)
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試験を受験、合格した方に与えられる
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5年ごとに資格更新
大学院から帰ってこられた方は、一人のスタッフとして働かれてたときと全然違います。
看護の質も、医療に対する考え方も。そしてもちろん、患者さんに向き合う姿勢も。
専門看護師や認定看護師が一般の看護師とどう違うかについてまとめた記事はこちら
CNS:専門看護師についてさらに詳しく知りたい方は日本看護協会ホームページを参照してください。
認定看護師

次は、認定看護師、いわゆるCN (Certified Nurse)です。
看護師免許を取得
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通算5年以上の実務経験(うち3年以上は認定看護分野で実務経験)
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認定看護師教育機関入学・修了
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認定審査機関にて認定されると付与される
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5年ごとに更新
半年〜1年程度(600時間以上)の研修を受け、その後に試験を受験し、合格したら認定されます。
A課程
まずは現行のA課程から見ていきます。
A課程と呼ばれている現行制度は2026年で教育終了し、2021年4月から新しい認定看護制度(B課程)に移行されています。A課程の認定看護師資格をお持ちの方は、追加研修を受けることでB課程の認定がされます。
B課程
2020年度からは19分野の新たな認定看護制度が開始されています。(いわゆるB課程)
A課程との違いは200時間程度の特定行為研修が増え、認定看護師の求められるレベルが高くなっています。
取得後は特定認定看護師と名乗ることができ、勤務している病院で専門的な知識をもって、実践、指導、相談ができる人となって活躍できます。
専門看護師と認定看護師の違いについてはこちら
専門看護師や認定看護師が一般の看護師とどう違うかについてまとめた記事はこちら
CNS:専門看護師についてさらに詳しく知りたい方は日本看護協会ホームページを参照してください。
まとめ
いかがでしたらか?医療現場で働いていたときのリアルな目線からも含めた専門看護師、認定看護師の違いについてまとめました。
このように日本看護協会が提供する資格の他にも民間資格などがあります。
民間資格についてまとめている記事もあるので、気になる方、手軽に専門知識を得たい方はそちらもご確認ください

コメント
[…] 【専門看護師/認定看護師】看護師のスキルアップみなさんは、看護師の中でも得意分野を持ったスペシャリストがいるのをご存知でしょうか?内科・外科・耳鼻科など医師と同じように […]
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